立ち止って

顔が見たくなって
ついここまで来ちまった
十一月の晴れた空

君はいつものように
こんなオレの姿
笑ってる

街角に佇めば
乾いた音をたてて
抱きしめた細い肩を強く
胸元に引き寄せて

静かに降って来た
黄色い髪飾り
そっと風に飛ばして

少し立ち止って
めぐる季節を君と
感じていたい

愛していることを
ふとしたときに思う
昨日見た夢の君は
なぜかしら寂しそうだった

街角に佇めば
乾いた音をたてて
抱きしめた細い肩を強く
胸元に引き寄せて
胸元に引き寄せて