「Road Song」によせて

「Road Song」は自分にとって特別な言葉でそれこそ十代の頃からずっといつも自分の中にある言葉です。「Road Song」という歌詞も昔書きましたし、曲名が決まるまでの仮曲名に「Road Song」を使っています。ちなみに「涼風」の仮曲名は「Road Song2」。

二十代初めボサノヴァを聴きはじめた頃、ジョビンの「WAVE」と同じアルバムジャケットデザインの「Road Song」というジャズギター、ウェス・モンゴメリーのアルバムがあるのを知りました。ジャケットが非常に印象的でアルバムタイトルも「Road Song」なので聴きたいと思ったのですがその時実際に手に取ることはなく、ウェスも友達が「Full House」(ウェスの一番有名なアルバム)というバンドを組んでいたにもかかわらず一度も聴いたことがありませんでした。(オクターブ奏法はライブでよく耳にしていましたが)縁がなかったということなのでしょう。
それから遥かに時は流れて去年の秋のはじめ、何の前触れもなくふと「そうだウェスのRoad Song 聴いてみよ」とYouTube、聴く前に思い入れのある言葉だけに「イメージと違ってたらやだな〜」と少々緊張気味にいざ聴いてみるとそれがあまりにドンピシャ自分のイメージ通りと言うかそれ以上に大好きな感じだったので思わず声がでました。まさにこれこそ「Road Song」だなと。最初の一音から最後の一音まで無駄がなくどの音もみんないい。
ウェスの最後の3枚のアルバムを聴きましたがいいですね。メロディーを持ってる人なんですね。Jazzのもっとも偉大な人の1人が歌心のある非常に人間味溢れる演奏をするひとでとても嬉しくなりました。

「Road Songs」道は続いている。空間だけでなく時間も途切れることなく過去から今そしてその先に。( 2019/1/6)