夏模様

路地裏に 南風
朝顔の裾 ゆらす
駆け抜けた 鈴の音が
いつまでも 響いてる

わき上がる白い雲
見上げる その先の
君の住む町に
夏はやってきましたか

はにかんだ 夕暮れの
君といた 街角は
地図になど 出ていない
永遠の夏模様
永遠の夏模様

過ぎてゆく 貨物列車
運んでく 花の種
長靴で 飛び越えた
空色の 水溜り

ふぞろいの 白い歯
のぞく口元で
君は今 どんな歌
口ずさむのかな

あぁ、巡りゆく季節の中で
浮かんでくるのは
君の笑顔

うつむいた 月影の
君といた 川べりは
言葉など 必要のない
永遠の夏模様

わき上がる白い雲
見上げる その先の
君の住む町に
夏はやってきましたか

あぁ、巡りゆく季節の中で
浮かんでくるのは
君の笑顔

路地裏に 南風
朝顔の裾 ゆらす
駆け抜けた 鈴の音が
いつまでも 響いてる
いつまでも 響いてる