川沿いの道

町は暮れて 君と待ち合わせ
いつもの橋のたもと
首に巻いた チェックのマフラー
とても暖かそうでいい

赤くなった頬 手で触れたくなる

川に沿って 街灯の灯が遠くまで
ぽつり ぽつり 灯ってる
このまま君と ずっと一緒に
歩いてゆけたらと ふと胸の中で思う

冬の夜空に 君の話す声が
響いている
団地の先の角を のぼればもうすぐ
君の家 別れ際

じゃあまたねと ふたり見つめ合う

川に映った 街灯の灯が音もなく
ゆらり ゆらり 揺れている
このまま君と ずっと一緒に
歩いてゆけたらと ふと胸の中で思う