花の香りと雨のにおい

はがれかけのポスターが
音をたてる
見上げた空が 動き出す

思うほど高く飛べなくて
ツバメは軒に
募る想い 増すばかり

夕立洗う この町
あなたの濡れたシャツ
花の香りと雨のにおい
いつしか交じりあい
やがてひとつになる

こわれかけの赤い傘
あなたがくれた
優しい声が よみがえる

辿り着く当てはないけど
ちぎれた雲の
後ろ姿 夏の道

夕風抜ける この町
あなたの揺れる髪
花の香りと雨のにおい
いつしか交じりあい
やがてひとつになる

夕立洗う この町
あなたの濡れたシャツ
花の香りと雨のにおい
いつしか交じりあい
やがてひとつになる