12月

明かり灯った通りを
襟を合わせ 歩いていく
混み合う駅前も
飾り付けは終えられて

吹き抜ける風に 舞う心
手のひらの歌で 繋ぎ止める

胸の中 君を感じて
なんとなく 顔に当たる風も
心地良く

逢う度に 君のこと
好きになってく
繰り返す日々に  響く声
曇った窓ガラス 手で拭い
見えない明日を みつけたい

長距離バス ここから
君の生まれた町へ
静かに夜が明ければ
きっと 潮風をうけて

透き通る窓に   映る景色
遠い日の歌で   聴かせて

君のこと オレに話して
流れてく 季節はなぜかしら
せつなくて

逢う度に 君のこと
好きになってく
繰り返す日々に  響く声
曇った窓ガラス 手で拭い
見えない明日を みつけたい
見えない明日を みつけたい